朗読の楽しみ:第2回

~ことばを音にすること、文学作品を耳で楽しむことについて、一緒に考えてみませんか。~
図書館委員会企画による自由閲覧室の空間を利用した「朗読会」の開催(年1回)についてお知らせします。

《朗読の楽しみ》第2回

講演・朗読: 清水茂(詩人、フランス文学者)

メゾ・ソプラノ: 湯川亜也子(国立音楽大学大学院 博士後期課程修了)
ピアノ: 福田久美(国立音楽大学大学院 修士課程1年)
作曲: 藤井喬梓(国立音楽大学准教授)

日時: 2011年11月18日(金) 17:15~19:15
場所: 図書館2階 自由閲覧室
(企画: 図書館委員会)

朗読の楽しみ第2回
実施を終えて

配布資料(PDF)

演奏曲楽譜 「哀しい春」(PDF) 「旅立ち」(PDF) ※無断転載・複製を禁じます。

回収数:7(内訳:教員1、学部生4、院生0、卒業生2、その他0)

1.本日の朗読会や演奏についての感想
  • 言葉は意味を介して表現するけれど、音楽は直接気持ちを表現するので、全く別の表現手段だと感じていたが、清水先生の中では両者が全く連続しているという話を聞いて、詩作の秘密に触れたような気がした。
  • 朗読と演奏(音楽)の良さの違いを感じれた。
  • 詩人・作曲家・演奏者が集って1つのイベントを作りあげるところを生で見ることができたこと、本当に貴重な経験でした。
  • 曲はシェーンベルクっぽい所もあるな、と感じました。違うかもしれませんが…
  • ふだんなら本で読むだけの詩を、朗読と歌できける、とても貴重な機会でした。ぜひまたしてほしいです!!
  • 言葉そのものの色、イメージ、情景、音になったことによるそれらの具体化…そういったものを体験できて楽しかったです。
  • 音楽、歌を演奏していくにあたって、改めて、一曲一曲の重みを感じました。本来歌ってこういう事なんだと思うことができました。
2.清水氏のお話や詩で印象に残った言葉
  • 「目の前にあるものをすぐ詩にはできない。1つの詩が生まれるまでにはとても時間がかかる」
    とても深いところから詩は生まれるのだなとあらためて感じた。
  • 言葉が生まれるときのお話
  • 定説?概説?に近寄っていかなければならない。
  • ありすぎて書けません。井戸の話はやはりステキでした。
  • 「哀しい春」と、「詩って何だろう」って言葉。
3.次に聞いてみたい作家・作品
  • 日本歌曲をきくのが好きなので、また、そのような作品を取り上げてほしいです。
  • 絵本でやってほしいです!
  • 八木重吉 立原道造 金子みすゞ 茨木のり子
  • 話は聞けないけれど金子みすゞ、谷川俊太郎さん、木下牧子さんの作品やお話
  • 相田みつを
4.その他、ご自由にお書き下さい
  • また来年も朗読会がありましたら是非行きたいと思います。
  • この歌曲をうたうのは難しそうだと思いました。
  • 詩とは幻想や妄想だと捉えていた部分がありました。不変性の獲得、他人との共感(人の中にある水脈に通じるもの)が必要、という言葉になるほどと思いました!!
    また、“歌”になる過程(詩→作曲→演奏)を詩人、作曲家、歌手、ピアニストの生の声で聞くことができたことはとても幸せでした。ありがとうございました!!
  • とてもいい企画だと思いました。音楽を志す人は聴くべきですね…