OPACを使った楽譜の検索方法とポイントをご紹介します。
※2022年10月に旧Twitter上で実施した「図書館ワンポイント講座:楽譜の探し方編」をまとめたものです。
作品番号から探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [人名]に作曲者名を入力する
- [部分一致検索]に作品番号の数字だけを入力する
例)K. 525→525のみ入力
- [資料種別]で楽譜の種類を選択して→検索GO!
- ヒットしすぎる場合にはタイトル等を追加
例:モーツァルト『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』K. 525の場合
オペラの楽譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [タイトル]にオペラのタイトルを入力する
- [資料種別]で
ヴォーカルスコア→「ヴォーカル」
フルスコア→「ミニチュア」または「スコア」
リブレット→「リブレット」を選択して
→検索GO!
例:モーツァルト『フィガロの結婚』のヴォーカルスコアの場合
スコアとパートがある楽譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [件名]に「scores parts」と入力する
- タイトルや作曲者を入力して→検索GO!
例:シューベルト『ます』の場合
ピアノソナタを探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [タイトル・人名・出版者・番号など]に
「sonatas piano」と入力する
- [人名]に作曲者名を入力する
- [資料種別]で楽譜の種類を選択して→検索GO!
例:ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調《月光》』 op.27-2 の場合
作曲者の自筆譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [件名]に「manuscripts」と入力
- タイトルや作曲者名を入力して→検索GO!
※「manuscripts」は手稿という意味です。
図書館にあるのはもちろん全てファクシミリ(複製)です。
例:J. S. バッハ『インヴェンション』の場合
このアリアの楽譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [タイトル]にアリアのタイトルを入力する
- [資料種別]で楽譜の種類を選択して→検索GO!
※見つからない時はオペラ全体の楽譜を探してみましょう。
例:ドニゼッティ『連隊の娘』より”Convien partir”の場合
原典版を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- タイトルや作曲者名を入力する
- [部分一致検索]に「urtext」または
「原典版」と入力して→検索GO!
※青い原典版をお探しの時は、出版社がHenleか全音であることが多いです。
例:ショパン『バラード』の場合
高声用の楽譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [件名]に「high voice」と入力する
- タイトルや作曲者、出版社等を入力して→検索GO!
※低声はlow voice、中声はmedium voiceとなります。
例:フォーレ歌曲集の高声用の場合
この楽器が入っている楽譜を探したい!
- 詳細検索画面を開く
- [分類表による番号検索]をクリック
- [分類表]からプルダウンで「演奏手段」を選ぶ
- 編成を選んで確定
- [分類番号]が自動入力されたら→検索GO!
※楽器を選んだ後の数字は人数です。
例:クラリネット5本で演奏する楽譜を探したい場合
全集楽譜を探したい!
OPACではなくカウンター前の「目次集」で調べます。
- 全集目次集で作曲家名から探す
- 該当の全集の一覧ページで巻号を確認する
- 該当の巻号の目次を確認する
- 資料IDをOPACに入力して出庫
全集楽譜とは?
全集楽譜は研究用の楽譜で、研究成果、原典資料、校訂などについて調べたいときに参照します。
持ち帰ることはできません。
一部作曲家の全集はスタディルームにあるので、出庫の必要はありません。