朗読の楽しみ:第3回

~ことばを音にすること、文学作品を耳で楽しむことについて、一緒に考えてみませんか。~
図書館委員会企画による自由閲覧室の空間を利用した「朗読会」の開催(年1回)についてお知らせします。

《朗読の楽しみ》第3回 「平家物語」巻第一「祇王」

出演
語り、舞、鼓: 麻生花帆
和太鼓: 金刺敬大
箏: 本間貴士

開催日時: 2012年11月9日(金) 17:15~19:15
開催場所: 新1号館 合唱スタジオ
(企画: 図書館委員会)

第3回となった《朗読の楽しみ》。今年は、舞と邦楽の調べとともに「平家物語」を楽しむ会を開催します。
お迎えするのは麻生花帆さん。
囃子と日本舞踊を融合させた魅力ある活動で、舞台やテレビで大活躍されています。
和太鼓と箏の共演で、「平家物語」の巻第一「祇王」を演じていただきます。
多数のご参加をお待ちしています。

朗読の楽しみ第3回
実施を終えて
  • 今回の朗読会は、図書館自由閲覧室を出て、新1号館・合唱スタジオで開催しました。出演は、囃子と日本舞踊を融合させた魅力ある活動で、舞台やテレビで活躍されている麻生花帆さん。共演に和太鼓の金刺敬大さん、箏の本間貴士さんを迎えての華やかな会となりました。
  • 前半のスタートは、邦楽器の演奏の方法、特徴についての説明。その後、全員が参加してのワークショップ。無言のリーダーの動き、太鼓や箏の音にあわせながら、合唱スタジオの中を歩くというもの。指揮者のいない邦楽は、気配や間をお互いに感じながら演奏することを実感するためのワークショップでした。
  • 後半は、いよいよ「『平家物語』巻第一『祇王』」。麻生さんの朗読と鼓にあわせて、即興で繰り広げられる金刺さんと本間さんの演奏。この場でしか観ること・聴くことができないものです。祇王の深い哀しみ、平家物語に流れる仏教感を深く感じる舞台でした。
  • 広報期間が短かったことなどから、参加者は29名となりましたが、充実した朗読会となりました。
  • 当日は、平家物語に関連する図書館所蔵資料の展示も行い、参加者は、美しい絵本やDVDを手にとって眺めていました。