- 今回の朗読会は、図書館自由閲覧室を出て、新1号館・合唱スタジオで開催しました。出演は、囃子と日本舞踊を融合させた魅力ある活動で、舞台やテレビで活躍されている麻生花帆さん。共演に和太鼓の金刺敬大さん、箏の本間貴士さんを迎えての華やかな会となりました。
- 前半のスタートは、邦楽器の演奏の方法、特徴についての説明。その後、全員が参加してのワークショップ。無言のリーダーの動き、太鼓や箏の音にあわせながら、合唱スタジオの中を歩くというもの。指揮者のいない邦楽は、気配や間をお互いに感じながら演奏することを実感するためのワークショップでした。
- 後半は、いよいよ「『平家物語』巻第一『祇王』」。麻生さんの朗読と鼓にあわせて、即興で繰り広げられる金刺さんと本間さんの演奏。この場でしか観ること・聴くことができないものです。祇王の深い哀しみ、平家物語に流れる仏教感を深く感じる舞台でした。
- 広報期間が短かったことなどから、参加者は29名となりましたが、充実した朗読会となりました。
- 当日は、平家物語に関連する図書館所蔵資料の展示も行い、参加者は、美しい絵本やDVDを手にとって眺めていました。