今月の栞 2013年10月 河原忠之先生 (ピアノ)

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  江原啓之 著
『スピリチュアルな人生に目覚めるために
 : 心に「人生の地図」を持つ』
新潮社 2003
      今でこそ名実共にスピリチュアリストとして有名になられた江原啓之さんと初めてお目にかかったのは、まだスピリチュアルという言葉が世の中にまだそんなに浸透する前の事でした。
   初めてお会いした江原さんは本当に自然体で普通の感覚を持ったそれでいて気遣いに溢れる方でした。
   人生の意味、それを常に考えていた私にとって、江原さんは“人はなぜ生まれ、いかに生きるのか“という疑問に本当にわかりやすく簡潔に答えて下さったのです。人生に無駄な事はないということ、経験と感動のために人はこの世に生まれてきたという事、そして音楽を聴いて涙が出るのは、心が神の世界を記憶していて、それを想い出して涙が流れるのだということ、その他たくさんの事をいっぱい教わりました。
   私が国立音大で教鞭を取りながら、アンサンブルピアニストとして、また指揮者として活動する今があるのは、全て江原さんのおかげなのです。
   さて、今の学生に望む事は、どうか感性を育み想像力の引き出しを増やしていって欲しいという事です。
   本を読み、絵画を観て、映画を見て、そして生の音楽会にできるだけ多く行って欲しいと願っています。
   そして1年後、3年後、5年後、10年後というように、心に「人生の地図」を持って欲しいと心から思います。
   私の人生の転機となった本、是非皆さんにもおすすめしたいと思います。

  図書館員からひとこと