今月の栞 2012年6月 志賀信雄先生 (コントラバス)

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  エックハルト・トール 著
『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』
徳間書店 2002
     「全ては、『あるがまま』です。思考がどんな具合に、物事にレッテル貼りをしているか、観察してごらんなさい。それこそが苦しみと不幸をこしらえる原因であることに気づきます。『今、この瞬間』を受け入れると、どんな出来事にも動じない、『心の平安』が得られます。どんな時でも『今、この瞬間』を受け入れ、敵に回さないことです。これが、人生を根底から奇跡的に変化させる魔法です。」

   著者のこの言葉で、私は人生の大きな心の支えを得ました。今日一日、精一杯生きることが、生まれてきた目的なのだ。人生の夢や目標は、今日、今生きるための手段なのだと気づいたのです。他に多くを語らずとも、この本を読めば、だんだんにわかってきます。何度も読み返すことをお勧めします。タイトルの「さとり」とは、仏教でいうそれとは違う、「気づき」といった意味です。しかし、大切なことに気づかされて、わが人生が楽になったかといえば、否です。相変わらず苦しみは尽きませんが、少なくとも目的を探して迷うことはなくなりました。

  図書館員からひとこと