今月の栞 2011年5月 トーマス・マイヤー=フィービッヒ先生 (作曲・音楽理論)

KS00017

  ミープ・ヒース, アリスン・レスリー・ゴールド著
『思い出のアンネ・フランク』
文藝春秋 1994
     2009年、アンネ・フランクが生きていたのならば、80歳になっていました。そして、私はパイプオルガンとナレーターの為の作品「アンネの日記」を作曲する機会を得ました。
   この中で使用したテキストは、全てアンネ自身が日記の中で綴ったことばです。信じること、愛、そして希望。このメッセージは、現代に生きる私達、そして世界中の人にとって色褪せることはないものです。
   当時の社会的状況、そこに置かれたアンネの環境、アンネを取り巻く人たち、アンネの心と、そしてアンネの魂の飛躍的な成長など、「アンネの日記」からは様々なことを読み汲むことができます。
   「アンネの日記」、そして、アンネの日記に関する本を行間まで読む事をこの場で心よりお勧めするとともに、差別や戦争について、そして、そこにいる私達と同じ「人間」を見つめる機会となることを願っています。

『アンネの日記 増補新訂版』
アンネ・フランク著 深町真理子訳
文藝春秋 (文春文庫) 2003

『思い出のアンネ・フランク』
ミープ・ヒース, アリスン・レスリー・ゴールド著 深町真理子訳
文藝春秋 (文春文庫) 1994

『アンネ・フランク最後の七ヵ月』
ウィリー・リントヴェル著 酒井府、酒井明子訳
徳間書店 1991

『夜と霧』
ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳
みすず書房 2002


  図書館員からひとこと