国立音楽大学附属図書館 Kunitachi College of Music Library

資料の探し方Q&A 2003年12月

「は」と「を」は、「ワ」と「オ」


日本語の資料を探すとき、タイトルの漢字とかなの組み合わせが正確にわからない場合は、カタカナの読みから探すことができます。詳しくは、『街のなかでみつけた音』という書名を題材に以前の例題で説明しました。
今回は、『人はなぜ歌をうたうか』という名前の本を探す場合を考えてみましょう。このタイトルも、「ひと」「人」「なぜ」「何故」「歌」「唄」「うた」など、考えられる文字の組み合わせがたくさんありますので、カタカナの読みで探します。
 
 
タイトル:ヒト ワ ナゼ ウタ オ ウタウカ

*実際の検索では、タイトルを全部入力しなくても検索できます。

上の回答で注意すべきところは、2つあります。
1つは、「人は」の「は」を「ワ」と入力すること。
もう1つは、「歌を」の「を」は、「ヲ」でなく「オ」と入力することです。
これは、国立音楽大学附属図書館では、日本語資料の目録を作成する際、『日本目録規則 1987年版』の次のような規則に従ってカタカナを記述しているからです。

付則1 片かな表記法
 1. 片かな表記法
   1.1.2 助詞「ハ」「ヘ」「ヲ」
     助詞「ハ」「ヘ」「ヲ」は「ワ」「エ」「オ」と表記する
        こんにちは    コンニチワ
        いずこへ     イズコ エ
        字を書く     ジ オ カク

ここで問題。
日本語の本は、タイトルをローマ字読みにしても探せます。
では先ほどの『人はなぜ歌をうたうか』という本をローマ字で検索すると?
   ⇒答:hito wa naze uta o utauka

ここでも、「人は」の「は」は”wa”に、「 歌を」の「を」は“o”となります。
これは、当館ではローマ字を「米国国家規格方式」American National Standardの下記のような規定に従って表記しているからです。

「は」「へ」は、それぞれ”wa””e”と発音される後置詞として使用される場合、”wa””e”と表記する。「を」は、現代の仮名表記では”o”と発音される後置詞としてのみ使用される。(”o”と表記する。)

(2003/12/26)