聖チェチリアは、初期キリスト教会の殉教者で、音楽の守護聖人としても知られています。その姿は、ラファエロの『聖チェチリア』、カラヴァッジョの『聖チェチリアと天使』、モローの『聖チェチリア』等々、多くの画家たちの賛美の対象となっています。オルガンを弾く聖チェチリアの絵に見覚えのある方も多いことでしょう。同様に、詩人たちも聖チェチリアをたたえ、音楽の悦びをうたう詩を捧げてきました。
今回は、「音楽--詩」"Music--Poetry"という件名を用いて音楽をうたった詩を検索します。
件名とは、対象となる資料の主題を言葉で表わしたものを言います。そして、一つの資料に対する件名は、その資料の20%以上を占める主題に与えることになっています。一冊の詩集に収められた詩の一つ一つに、個別の件名が与えられるわけではありません。そのため聖チェチリアをたたえる詩だけを探すことはできませんが、この件名「音楽--詩」"Music--Poetry"から、さまざまな詩人による音楽をテーマにした詩集がみつかります。たとえばMusic & sweet poetry / compiled by John Bishop (London : Autolycus Publications, 1983, c1968)には、Music’s power : homage to St. Ceciliaという見出しのもとに、42編の詩が収められています。
下に検索例を示します。資料の種類は「図書」を選択します。
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(検索結果は7件でした。) |
次に、聖チェチリアをテーマにした音楽作品を探してみましょう。
探したい資料の種類をチェックして、検索項目に下記の件名を入力します。
「セシリア (聖)--歌・音楽」 "Cecilia, Saint--Songs and music" 「セシリア (聖)--戯曲」 "Cecilia, Saint--Drama" 「聖セシリアの祝日--歌・音楽」 "Saint Cecilia's Day--Songs and music"
"Cecilia, Saint--Songs and music"、"Saint Cecilia's Day--Songs and music"からは歌曲や器楽作品が探せます。"Cecilia, Saint--Drama"からはオペラなどストーリーのある作品が探せます。
特定の人物をテーマにした音楽作品の探し方については、モーツァルトや聖フランチェスコを題材にした例題があります。そちらもお読みください。
| もうひとこと |
上の文章で紹介した件名の日本語訳で、聖チェチリアの名前が「セシリア」という英語読みになっていることに気づきましたか?これは、国立音楽大学附属図書館で用いている件名が「議会図書館件名(LCSH)」というアメリカの規則に基づくため、チェチリアの名前が英語の読み方になっているためです。 イタリア語で「チェチリア」、英語で「セシリア」、ラテン語で「カエキリア」、どれも同一人物です。 |
(2003/7/2)