国立音楽大学附属図書館 Kunitachi College of Music Library

資料の探し方Q&A:2003年3月

女性作曲家の作品を探しています。


音楽の歴史上で女性の果たした役割が、最近、急速に見直されています。
女性作曲家の作品に焦点を当てて構成したプログラムによる演奏会を始め、研究書の出版、絶版になっていた楽譜の復刊、楽譜やCDによるアンソロジーの試みなど、次々と研究成果が発表されています。

女性作曲家の作品をまとめて探す時は、件名「女性作曲家による音楽」"Music by women composers" を使ってみてください。試しに検索してみると、結果は、外国語の図書15件、日本語の図書2件、楽譜13件、録音資料18件でした。
「あら!そんなに少ないの?」と思われたかもしれませんね。
その理由は、この件名は女性作曲家による音楽作品の合集に用いられるからなのです。
つまり、個々の曲にではなくアンソロジーや叢書に付与される件名だということです。

クララ・シューマンの歌曲、フランチェスカ・カッチーニのオペラ『ルッジェーロの救出』、藤家渓子のギター協奏曲、等々、個々の作品を探す場合は、男性作曲家の場合と同様に検索項目「人名・団体名」に作曲者名、「タイトル」に作品名を入力して検索してください。
どのような作曲家や作品があるか、もっと知りたい場合には、検索項目「件名」に「女性作曲家」"Women composers"と入れてみましょう。女性作曲家やその作品について書かれた図書が探せます。

下に検索例を示します。

件名:女性作曲家による音楽

もうひとこと

「女性作曲家による音楽」"Music by women composers" に関連する件名には次のようなものがあります。参考までに、2つの件名の定義を紹介します。
 
Women’s music この標目は女性により女性のために作曲、演奏、制作され、合衆国においてしばしばレズビアン・フェミニスト運動に関連づけられる音楽作品に用いる。
Feminist music この標目はフェミニストおよび女性の権利全般に関する音楽作品に用いる。

当館で用いている件名はLCSH(アメリカ議会図書館件名標目)といいます。そこで定義された内容は、私たち日本人には、多少、違和感のあるものもありますが、それはアメリカの社会状況、歴史などを反映 したものだからでしょう。

(2003/4/2)