研究紀要 50 (2015) 請求記号 = [PB102 50]

著作者 小曽根 真 ( Ozone Makoto )
タイトル 基礎ゼミ2015 お話 音楽という言語
( Music as Language )
ページ 339-342
本文の言語 日本語
キーワード 音楽という言語 / リズム / ハーモニー / 体内時計 / 即興演奏
抄録  音楽を演奏する時に「感情を込めて」とよく言われる。ある感情を作って演奏するのは一つの方法だと思うが、その方法とは逆に演奏している音楽から感情を頂く事は非常に大切な事だ。自分が演奏しているかどうかは関係なく、「音楽という言語」が紡ぎ出す物語は、演奏家も聴衆も一瞬にしてその物語の世界に連れて行ってくれる。それは我々人間に与えられた「感性」の持つ無限の可能性を感じる瞬間なのだ。
 深い内容、高度な技術を要する音楽を演奏するためには相当の練習が必要であり、楽譜を深く読める様になるには知性と相当の経験も必要だが、実際にコンサートで演奏する時には余分な事は全て忘れ、心を可能な限り「無」の状態に近付けて自分の奏でる物語のその響きに耳を傾け、体の中から湧き出るリズムや感情に、身も心も全てを委ねる。その手段や方法は演奏家によって様々であろうが、小曽根真が「音楽という言語」とどう向き合ってきたかを綴る。