研究紀要 50 (2015) 請求記号 = [PB102 50]

著作者 若林 勉 ( Wakabayashi Tsutomu )
タイトル 声楽初心者のグループ授業における総合的・多角的取り組み
( A Synthetic and Multi Approach to Group Vocal Lesson for Beginners )
ページ 315-326
本文の言語 日本語
キーワード 専攻外声楽 / 副科声楽 / 教養科目 / 実技科目 / ハイブリッド
抄録  音楽大学における専攻外声楽のグループ授業について、そのあり方やこれまでの問題点を考察すると共に、現在展開している総合的・多角的な取り組みを紹介する。大半の履修者が技術の習熟には不十分になりがちな背景や個別対応の時間的制約に鑑み、90分間で5〜10名のグループでは「実技体験を伴う教養科目としての声楽」が有意義と考えた。声楽を学ぶ上で必要な、発声法やディクション、文法、声楽史など、総合的で本格的な知識・理論を教養として身に着けさせるためオリジナル教材等を用いた講義を取り入れた。実技では技術的習熟度よりも体験の豊かさに重きを置き、曲数は多めに母音唱や歌詞朗読、発声・発音などの豊富な練習を合同で行う比率を高め、個別指導によって仕上げるスタイルを取った。鑑賞の時間も設け、学習の心構えと専門家の視点や考え方も説諭するなど、声楽文化や学ぶことの面白さ・奥深さにも気付かせることを目指している。