研究紀要 50 (2015) 請求記号 = [PB102 50]

著作者 中溝 一恵 ( Nakamizo Kazue )
タイトル 楽器研究における所蔵楽器目録の意義 : 歴史的ピアノを事例として
( Relationship between Researches and Catalogue of Musical Instruments : Case Study of Historical Pianos )
ページ 211-217
本文の言語 日本語
キーワード 楽器 / 博物館 / 目録 / ドキュメンテーション / 鍵盤楽器
抄録  博物館における目録作成の目的とは何か。一般的には博物館所蔵資料の総目録が作成される割合はそれほど高くなく、むしろ資料の範囲を限定し、展示目録等として刊行する例の方が多い。本学楽器学資料館の活動において総目録は1980年代にすでに作成され、写真付きであることや、整理方法として「体系Systematics」を導入したことなどの特徴が特筆されるが、楽器の個別情報には限りがあった。一方で楽器博物館・コレクションの目録は主に楽器の種類別に作成されているが、調査研究に基づく詳細な記録(ドキュメンテーション)として刊行されることがある。その記述方法は近年、鍵盤楽器目録に採用され広がりを見せている。詳細な情報を公開することによって社会の要請に応えるだけでなく、楽器コレクションの管理上の利点が生じることがその傾向の根底にあると考えられる。