研究紀要 49 (2014) 請求記号 = [PB102 49]

著作者 末松 淑美 ( SUEMATSU Yoshimi )
タイトル アムステルダム大学のオランダ語集中講座
( Intensive Dutch Language Course at the University of Amsterdam )
ページ 203-212
本文の言語 日本語
キーワード オランダ語 / 外国語学習 / ドイツ語 / 異文化理解 / 異文化コミュニケーション
抄録  本稿は、標記のオランダ語講座で得た経験について、ドイツ語教員の立場からまとめた報告である。オランダにおける「外国人のためのオランダ語教育」の体制はよく整っており、講座のカリキュラムはたいへん充実したものだった。外国語教育という立場は共通なので、教授法については学ぶところが多かった。ただ、ドイツ語の知識を持ってオランダ語を学ぶ場合、両言語がよく似ているために学習が容易になる点と、逆に混乱する点の両方があった。また、言語そのものはよく似ていても、オランダ語が置かれた社会的立場は、ドイツにおけるドイツ語とはまったく異なっており、それが教育の現場にも大きく影響していた。オランダにおけるオランダ語講座であり、質の高い授業を行いながらも、多くの場面で通用語である英語に譲り、オランダ語を強く主張することがない。ドイツとは異なるメンタリティーと社会であることを感じた。