研究紀要 47 (2012)  請求記号 = [PB102 47]

著作者 寺沢 拓敬 ( TERASAWA Takunori )
タイトル 日本社会における「国際化のための英語」観の変遷 ─戦後期の世論調査の検討を通して─
( Historical Changes of Japanese Attitudes toward English Learning for Internationalization : An Examination of Public-Opinion Polls Conducted in the Postwar Era )
ページ 35-44
本文の言語 日本語
キーワード 国際化 / 英語教育 / 世論調査 / 計量分析
抄録  本研究の目的は、著者の先行研究(「戦後日本社会における英語志向とジェンダー」『言語情報科学』11号、2013年)によって収集された英語に関する世論調査を分析することで、英語と国際化を結びつける意識の諸相・変遷を検討することである。日本社会における「英語と国際化」という論点は、日本国内外の先行研究で頻繁に検討されているが、世論を量的に検討した研究はまだない。そこで、本研究では、そのような設問を含む過去の世論調査を分析することで、量的な把握を試みる。分析の結果、国際化の方策として外国語力育成を選んだ人は、1980年代から90年代そして2000年にかけて、特に若い世代で大きく増加していることがわかった。しかも、この増加は、他の選択肢と比較しても際立ったものだった。この結果を踏まえ、国際化と英語習得を結びつける意識の浸透は、90年代のバブル崩壊・経済停滞が影響した可能性を議論した。