研究紀要 44 (2009)  請求記号 = [PB102 44]

著作者 小林 菜美( Kobayashi Nami )
タイトル ヴィアルド=ガルシアの歌曲研究 その2 : 「12の歌曲集」におけるテクストと音楽の関係
( A Study on the Songs of Viardot=Garcia No.2 : Relations between "Text" and Music in "Twelve Lieder" )
ページ 59-70
本文の言語 日本語
キーワード ポーリーヌ・ヴィアルド・ガルシア / ガルシアのレガシー / 韻律 / タイムライン
抄録 声楽の歴史においてGarcia一家は重要な位置にある。Manuel Garciaとその娘達Maria MalibranとPauline Viardotが作曲した多彩な音楽に触れる機会は非常に少ないが、彼らが歌唱技術の発展に尽くした役割は大きい。筆者は「国立音楽大学研究紀要 第41集」にて、フランス歌曲「Haï luli !」「Les Filles de Cadix」、ドイツ歌曲「12の歌曲集」より2曲を取り上げ、歌唱技術のあり方を検証した。今回は「12の歌曲集」全曲のテクストと音楽の関係について分析的に考察することにより、彼女とGarcia一家によって確立された演奏技術の一端を明らかにすることを目的とした。その結果、この歌曲集から、小規模な有節形式の中に微細な変化を盛り込んでいるからこそ、彼らが確立した透明感のあるベルカントの色調を帯びた声を一切変えることなく歌う必要のあることが示された。