研究紀要 41 (2006)  請求記号 = [PB102 41]

著作者 清水 康子( Shimizu Yasuko )
タイトル フランス文学における舞踊(I) : 中世からルネサンスへ
( La Danse en litterature francaise(I) : Du Moyen-Age a l'epoque de la Renaissance )
ページ 131-142
本文の言語 日本語
キーワード 舞踊 / 詩 / 音楽 / 恋愛 / 歓び
抄録 フランス文学の作品中に描かれた舞踊のテーマを探る。約1000年に及ぶフランス文学の流れを中世から現代まで見通したなかで、それぞれの時代に特徴的な作品を選んで、考察していく。みずからが踊って楽しむ舞踊から、鑑賞を目的とする芸術的な舞踊が台頭してきた18世紀は、舞踊のさまざまな役割が意識された時代であった。ジャン=ジャック・ルソーの舞踊についての言説は、論考全体の核となろう。本稿では中世からルネサンスに至る600年をたどる。宮廷においても田園においても人々の楽しみ、気晴らしであった舞踊は、中世を通して恋愛と深く関わり、ルネサンスの息吹とともにギリシア・ローマ古典の示す新しい要素も加えながら、次の時代に向けて、しだいに制度としての舞踊の存在感を増していくのである。