研究紀要 41 (2006)  請求記号 = [PB102 41]

著作者 伊藤 直子( Ito Naoko )
タイトル スッペ《ボッカッチョ》の成立と受容について
( Entstehung und Rezeption von Suppes Boccaccio )
ページ 1-11
本文の言語 日本語
キーワード スッペ / 《ボッカッチョ》 / オペレッタ / ヴィーン
抄録 本稿ではフランツ・フォン・スッペのオペレッタ《ボッカッチョ》を取り上げ、作品の成立と受容を通して、スッペのオペレッタの特徴を考察した。まず最初にスッペの生涯から、オペレッタの作曲に深く影響を及ぼしたと思われる3つの場所と時代、すなわちイタリア文化圏に属するダルマチアでの幼少年期、ヴィーンでの古典音楽の修業時代、諸劇場での音楽監督時代について述べた。次に、ヴィーン・オペレッタの発展に寄与したジェネーとツェル、2人の台本作家の事績を振返りながら、《ボッカッチョ》の成立を概観した。作品の特色については、ズボン役の意味、イタリア的要素およびオペレッタとエキゾティシズムとの関係、諷刺のあり方に絞り論じた。最後に受容の流れについて簡単に触れた。