研究紀要 39 (2004)  請求記号 = [PB102 39]

著作者 牛山 輝代( Ushiyama Teruyo )
タイトル イギリスのロジェとアメリカのロジェ
( British Roget and American Roget )
ページ 19-28
本文の言語 日本語
キーワード 辞書編纂 / アルファベット順配列 / 概念体系分類法 / 英米の辞書観
抄録 17世紀の英国で、英語を新しい時代にふさわしく改革するために、英語改良運動が、王立協会(創立1660年)を中心にはじまった。この科学の最高峰の研究機関が、どのように英語という言語と関わってきたかというテーマのもとに、協会初代の事務局長であった J.ウィルキンズの『真文字』のプロジェクトの真意が、19世紀半ばのP.M.ロジェの『シソーラス』にまで引き継がれていることを検証してきた。さらに、『シソーラス』の刊行から150年を経て、現在、さまざまな形の『ロジェのシソーラス』が世界中で出版されている。その出版事業は、大きくイギリスとアメリカの大手出版社に二分されている。編集方針も二つに分かれている。本稿はそれぞれの編集者の意図を確認しながら、オリジナル版との比較をおこない、ロジェの手による『シソーラス』が、どのように、現代のわれわれに伝えられているかを検討する。